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2018.10.28
吾平の竹細工名人 !
吾平小学校の正門の近くにある「諏訪竹細工店」の店主・諏訪辰士さん(78歳)は、竹細工作りを始めて62年になります。
昔、鹿屋市の「連合竹細組合」には組合員が16人ほどいました。全員が、竹の産地で有名な薩摩半島の川辺出身者です。今では諏訪さん一人になりました。
諏訪さんの商品は、手作りの高品質がウリで、竹の外側の緑色の固い皮だけを使うので、長年使っても劣化することがないそうです。
安い海外品には竹の内側の白い所も使っているため、虫に食われて穴が開いたり、崩れたりしやすいそうです。
製品の種類や大きさによって、使う竹の厚みと幅を微妙に変えますが、その作業は一つの竹割り包丁のみで手の感覚で行うそうです。紙のように薄く、しかも長く剥がすこともあります。
この丸ザルの売値は、50年前は500円で米一升の価格と同じでしたが、今は1,800円となり米一升より大幅に高くなりました。数少ない熟練の職人による手づくり品なので、当然のことでしょう。
味噌や茶の製造に使う巨大なザルも見せてもらいました。この大きなザルは二日間で作るそうです。
お店は年中無休です。ご用があれば、電話(0994-58-7905)をかけて下さい。
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