美里吾平コミュニティ協議会 | ぐるっとおおすみ

中岳(吾平富士)山開き登山

美里吾平コミュニティ協議会

newsニュース

2019.03.06

吾平で始まった地域リーダー育成塾「まちおもいNight」(番外編)

これまでに、Ten-Labの指導で学んだ「地域リーダー育成塾」の内容のエッセンスを5回のシリーズで紹介してきました。

それとは異なる企画ですが、「吾平地域教育講演会」が2月28日に吾平振興会館であり、鹿児島大学法文学部の酒井祐輔准教授による「地域の今を捉えなおす ~大人の学び直し~」という演題の講演がありました。

 
講演内容は、大学が地域とかかわって失敗した事例を基にしたものであり、地域リーダ―になる人や地域おこしに携わる人には有益な教訓がちりばめられていました。そこで、「地域リーダー育成塾」シリーズの番外編として、酒井先生の講演にあった「地域おこし」の失敗事例の要点を以下に紹介します。
  

① 大学や地域との連携・協働することが目的となって、「何のために」という考えがない。目的と方法が混同されている。
② ゆるく関わりたい地域の多くの人を巻き込み、事業を長続きさせる、組織論的工夫や配慮がない。シリーズ(3)の内容と関連。
③ 誰もが自由に発言できる雰囲気づくりがなく、構成員が事業の目的・使命・価値を共有できていない。シリーズ(5)の内容と関連。
④ イベントでは、事務局などの特定の人達だけが孤軍奮闘せざるを得ず、疲れ果てて、逃げ出したくなる。シリーズ(2)の内容と関連。
⑤ マスコミに取り上げられるだけで、成果が出たように勘違いして自己満足し、成果の検証がない。
⑥ 熱意のあるリーダーがいなくなったら、組織や事業が雲散霧消する。
⑦ 地域の問題を他人や行政に責任があると言ったり、若者の提案にケチをつけ、若者にやる気を失わせる「自分を反省しない大人」が多い。

まとめると、地域おこしには「目的や解決すべき課題が大事」である。それを忘れずに、上記のような失敗をしないために「変わらないといけないのは私たち大人」である。



 

COMMENTコメント

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してぐるっとおおすみは一切の責任を負いません