玉山和尚と大隅の寺（志布志市 他）

大隅半島の歴史と文化、豊富な史跡と文化財を掘り起こし、今日と未来に伝えていこうとする民間団体です
大隅史談会

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2020.03.23

日本百僧の一人に数えられる名僧の玉山玄堤（ぎょくざんげんてい）和尚は、若い頃に京都南禅寺の大明国師の跡とりとなり、後に2回唐に渡って修行しました。

2回目の帰国の際に暴風雨に遭って浜田海岸に漂着し（浜田海岸に「玉山禅師上陸之地」記念碑がある）、海岸近くに「呑海庵」を建てました。

その後に大姶良城主の楡井頼仲の招きにより、大姶良に「竜翔寺」を建立して初代住職となりました。

さらに、楡井頼仲に請われて志布志に禅寺の「大慈寺」を興国元年（1340年）に開山しました。現在、残っているのは「大慈寺」だけです。

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