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2020.08.29

祢寝(ねじめ)氏累代の墓(南大隅町川南北之口)

祢寝(禰寝)氏は、大隅国の有力国人戦国大名、のち薩摩藩士の氏族です。
祢寝氏の菩提寺であった宝屋寺の跡に、禰寝氏累代の墓があります。




ここには佐多に墓のある4代までを除く、5代清治から島津氏に降った16代重長(しげたけ)までと同夫人の墓20基があります。主人には宝きょう印塔、正室には五輪塔が建てられています。

宝暦年間に禰寝氏24代小松清香が禰寝姓から小松姓に改めた時、佐多の郡にある4代までの墓と共に、この地に先祖の墓碑を修造したものです。

なお、祢寝氏の子孫には、加山雄三(池端直亮)、ねじめ正一武豊などがいます。
 
近くにある「北之口公民館」(勝雄寺跡)には、県内ではここに一つあるだけという「月輪塔婆」があります。横に並ぶ「逆修五輪塔」は天正年間の作です。





 

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